東武宇都宮駅南西側にかつて存在した「もみじ通り商店街」。
何と言えばいいのか、、、この辺は中級武家屋敷街だったので
田んぼを開発したような素っ気なさはもちろん無いんですけど
かといって、こてこてに歴史的風情という訳でもなく、
場所も人も建物も、
じっくり生きていきたい人にとっては肌に馴染むというか。
とにかくなんか雰囲気いいんですよ。

そんなもみじ通りの真ん中程にある、FAR EAST KITCHEN
元々西那須野で「PLATINUM DINER」というお店を経営されて、
道路拡張の伴い、店舗を移した先がここ、もみじ通り。

経緯
まだその頃は、もみじ通りにあったのは我々のいるモミジオフィスと
以前の「もみじ通り商店街」時代の店舗が数件残っているレベルだったはず。
(僕もまだ栃木にはいなかった頃。)
何故、そんなもみじ通りを移転先に選んだのか興味があり、聞いてみると、
「塩田さんに誘われたから。」
といつもの様に笑顔で答える藤田さん。


どういうこと？
という事で、もうちょっと詳しく聞いてみると、
知っている方も少ないかもしれないが、
2006年〜M.E.T×monmiya(もんみや)の企画で、
紙面上で栃木の物件案内の連載をしていた時期があり、
藤田さんはその記事を読んでいて、MET不動産部を知っていました。

そして一方、もみじ通りにオフィスを移したものの、
当時は近くには食べ物屋さんは一件しか無く、
ヘビーローテーションに飽きてきていた塩田さん。

そんな二人が、ちょうど出会って、
塩「もみじ通りとか移転先どうっすか？」
藤「いいっすねぇ〜！」
こんな感じだったのかは分からないですが、
もみじ通りにFAR EAST KITCHENを開く事が決まりました。


改装
元の物件は募集ページを見てイメージして頂ければ分かるとは思いますが、
元パーマ屋さんとタバコ屋さんの住居兼の建物の改装がスタート。
小分けになっていた壁と床を抜き、明るくゆとりあるスペースに
入口を2つから1つに統一し、室内は全体的に白色で統一。
「PLATINUM DINER」で使っていた建具なども、もみじ通り仕様に色を変え
少しずつ、少しずつ、もみじ通りに馴染むお店になっていきました。



間口が狭く、奥行きにゆとりがある。そんな店舗が連なっていました。

通りの角に面しているので、仕切りを外す事で全体的に明るい印象になった。
 
少しずつ、床を張り、ドアを変え、FAR EAST KITCHEN仕様に。。




　　　　　　　　　　before                                                                                         after

こうして出来上がったのが、一条マダムや宇都宮市内外にも多くのファンを持つFAR EAST KITCHEN。
外装も手は入れてありますが、以前からこの通りにあった雰囲気はそのまま、
しかし、ドアを一歩入ると、以前とは全く違った極楽なカフェ食堂に、

イタリアンの修行をなされてきた藤田さんですが、
店頭にガムボールでも分かる様に、堅苦しくなく、
地域の方に喜んでもらえる様な、そんな店をこれからも目指していくそうです。

M22  FAR EAST KITCHEN
住所／宇都宮市西2-2-26
TEL／028-678-8572
営業時間／ 7:30〜10:00 ( L.O 09:30 )
          　　　11:30〜17:30 ( L.O 16:30 )
定休日／月曜日(定休日が祝日の場合は営業、翌日)