シェアハウスで着物HAUS開店 |
Vol.1 | DATA : 2018.01.23 |
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宇都宮のシェアハウスで着物のお店
宇都宮の西大寛のシェアハウス「haus1952」で、きもの販売の「きもの HAUS」を営む荻原さん。
まえがき
MET不動産部のオノガワです。
幼いころから建物ファンで、建物を見ることが好きなのですが、
いつか”建もの探訪”の渡辺篤史さんになりたいとい思っていたところ、MET不動産部に入部。そして、この記事を書いています。
今回は、大寛町にある、1952年築の一軒家が改修されて出来たシェアハウス「haus1952」。
この建物の一室で、着物のお店を営む荻原さんの事例です。
きれいに整った和の雰囲気の建物と、荻原さんが選んだ着物たちが相性よく混在しています。
栃木県宇都宮市西大寛1-2-2 haus1952 ROOM4
きもの HAUS
オーナー 荻原貴則(おぎはら たかのり)さん



1952築の一軒家をリノベーションしてつくられたシェアハウス、その名も「haus1952」。
haus1952には入居者さんが複数名おられますが、その内の一人にちょっと変わった入居形態の方がいるんです。
その人が、きもの店の「きもの HAUS」として入居する荻原さん。

(店主の荻原さん)
きもの店としての入居

ちなみにこのhaus1952、荻原さん以外の部屋は(通常通りといったら変だけど)すべて住まいとしての入居となってます。
しかし荻原さんはそんなシェアハウスに”きもの店”として入居していて、そのためここに寝泊まりはしていない。
そして、きもの店というのも月の最後の約1週間しか開いていないのです。(正確には20日~月末までの営業)
そのためお風呂やキッチンなどは基本的にほとんど利用しないし、月のはじめから19日までの約3週間はシェアハウス自体にすらいないという。
一見もったいない借り方のようにも見えるのですが、それでもここを選んでいます。

(2F無垢板の廊下。ここの1室にきもの屋さんがあります。)
入居のきっかけ
お店の物件を探していたところ、もともとこの部屋を借りていた知り合いの方が、haus1952を勧めてくれたことがきっかけだったそうです。
当時は、1Fの部屋が空いていたので(今とは別の部屋)、この建物を見にきてみたところ「ここならやりたい」と思ったそうです。そして、まずは、ちょうど空いていた1Fの部屋に入居することになりました。
後に、より荻原さんにとって好条件である2FのRoom4(現在入居している部屋)が空いたので、部屋を移動したというわけなんですね。

ここに決めた理由
月の最初から19日までは着物の仕入れ・買い付けなどで、東京都内に出張が多いという荻原さん。
店舗を構えて、毎日お店にいて管理することは難しいし、不在が多いとなれば、その間のセキュリティもきになるところ。
でも、人が居てくれるシェアハウスなので、そういう面では安心。
もちろん、他の人との信頼関係にもよりますね。
なので、今のスタイルがちょうどいいそうです。
”和”な雰囲気の内装も、きもの店にピッタリで気に入っているそう。
また、内装だけでなく建物外観を含めた全体も気に入っていて、
特に門をくぐり抜けてエントランスまで歩くアプローチの部分は、「自分がはじめて見に来たときに、門からエントランスまでを歩いたときはワクワクしたし、お客さんもそう感じてくれているんじゃないかなと思っています。」と、荻原さん。
でも、人が居てくれるシェアハウスなので、そういう面では安心。
もちろん、他の人との信頼関係にもよりますね。
なので、今のスタイルがちょうどいいそうです。
”和”な雰囲気の内装も、きもの店にピッタリで気に入っているそう。
また、内装だけでなく建物外観を含めた全体も気に入っていて、
特に門をくぐり抜けてエントランスまで歩くアプローチの部分は、「自分がはじめて見に来たときに、門からエントランスまでを歩いたときはワクワクしたし、お客さんもそう感じてくれているんじゃないかなと思っています。」と、荻原さん。

シェアハウスでお店。珍しい形態ならではのエピソードも
きもの店の営業日は期間限定なので、お店がお目当ての方は毎月オープンの20日に来店するのが多いとのこと。
荻原さんが月の前半に買い付けてきた、新しいきものが店頭に並んでいる日なので、納得といえば納得。
なので、毎月20日は、結構な人数がシェアハウスを訪れるんだそう。
でも、大家さんをはじめ、他の住人の方も理解してくれているからこそ、成り立っていると話す荻原さん。
たしかに、コミュニケーションがとれていて、信頼があるからこその形態なのかなと思います。

(シェアハウスで暮らす黒猫のボッコちゃんは着物は着ていないようだ)
一軒家が、改修されてシェアハウスとなり、その一室の入居者が着物屋さんという事例。
あとがき
荻原さんのきものHAUS、いかがでしたでしょうか。
シェアハウスでお店。
って、なかなか一般的ではないと思いますが、柔軟に考えるとアリな選択。
着物と建物が調和してるし、仕事の形態的にも条件が都合が良い。
入居者の荻原さんも、大家さんも、お店に来るお客さんも、他の住人も、皆が満足してる。
こういう良い関係性が、うまく色々な人に見つかればと思います。
(小野川)


(シェアハウスで暮らす黒猫のボッコちゃんは着物は着ていないようだ)

一軒家が、改修されてシェアハウスとなり、その一室の入居者が着物屋さんという事例。
あとがき
荻原さんのきものHAUS、いかがでしたでしょうか。
シェアハウスでお店。
って、なかなか一般的ではないと思いますが、柔軟に考えるとアリな選択。
着物と建物が調和してるし、仕事の形態的にも条件が都合が良い。
入居者の荻原さんも、大家さんも、お店に来るお客さんも、他の住人も、皆が満足してる。
こういう良い関係性が、うまく色々な人に見つかればと思います。
(小野川)

【住所】栃木県宇都宮市西大寛1-1-2
【TEL】028-678-6586
【アクセス】関東バス:路線「宇都宮駅・陽西通り・鶴田駅」西大寛町下車
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