【MH】#9 緑地と分譲地 |
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■場 所 | 宇都宮市砥上町 |
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■価 格 | 800万円 |
■建 物 | |
■土 地 | 220.33㎡(約66.6坪) |
分譲地のどん詰まりの土地で駐車場の計画が困難。。。でも、敷地から数メートルに鶴田沼緑地の入り口が。建築家は、緑地帯とのつながりを考えた、2人ぐらしのコンパクトな間取りを提案しました。
- 鶴田沼緑地とつながる敷地
- 突き当たりの区画で駐車困難 →割り切って2人ぐらしのコンパクトな住宅を!
ナビに住所を入力して、この土地を見に行くとして、
おそらく気づかないのが、
すぐ東側にある「鶴田沼緑地」。
元々は薄暗い沼地だったようですが、現在はボランティアの手によって、
きれいな緑地として整備されています。
その緑地の散策路の入り口が、敷地のすぐ裏に。
散策路はきれいに整備され、朝晩はウォーキングや犬の散歩の人の姿が。
生態系を意識した保存や修景がされているので、
様々な動植物がここで元気に過ごしています。
生態系を意識した保存や修景がされているので、
様々な動植物がここで元気に過ごしています。
徒歩1分で雑木林の中を散策できる環境は、
この敷地の表向きからは想像できない。
この敷地の表向きからは想像できない。
敷地が位置しているのは、散策路の丁度中ほどなので、
その日の気分でどちらの方向に歩いていくかはいいかもしれません。
一度住宅地に出て大回りで家に帰ってくることもできるので、
ランニングもしやすいと思います。
ランニングもしやすいと思います。
宇都宮の環状線「宮環鶴田陸橋」の交差点を西へ入ってから北へ。
いわゆる開発分譲地、同年代のお家がたくさん建っている、よく見る光景です。
分譲地の入り口から、細めの道を何度かカーブしながら入っていった奥の方。
アクセスしずらいし、なんといってもこの地形。
接道面はL字型におよそ5メートル。
駐車場は2台が限界。
でも、敷地自体は平坦で、建物を建てること自体はあまり難しくないはずです。
分譲地のなかでも奥まった静かな環境と、すぐに歩いて行ける鶴田沼緑地。
駐車場を含めた配置計画にさえ納得できれば、
コンパクトな家を建てる土地として、愛着の沸く場所になるのではないでしょうか。
【岡本和樹コンセプト】
鶴田沼緑地の隣の敷地。開口部と緑を結ぶ夫婦二人暮らしの家。
北西に広々と広がる鶴田沼緑地へつながる土地。
敷地のすぐとなりはもう緑地帯。
緑道が北西に延びいつでも散歩に出かけられそう。
分譲住宅地で隣地に挟まれながらこの方向だけは緑で覆われる。
弊社が提案するのは夫婦二人暮らしの家。
仕事をリタイアした終の棲家として。
若い夫婦が緑を感じアウトドアを暮らしに持ち込む暮らしをして。
土地の力は暮らしに大きな影響を与えてくれます。
昨今のコロナウイルスの影響もあり、おうち時間をどう楽しむかが住まいのカギになってきています。
二人だけの暮らしをより豊かに考える。という方法も必要なのではないでしょうか。