宇都宮の南部、江曽島町。東京街道を曲がってすぐの戸建て住宅の紹介です。
 
☆☆☆☆☆物件の特徴☆☆☆☆☆
周辺は、特段と目立つ特長はない閑静な住宅街。近隣にはスーパーと複合商業施設があり買い物には不便しない。東京街道へのアクセスもよく、車通勤の方にとっては交通の便も悪くない。閑静な住宅街らしく近隣には小さな公園も多数あり。それでも何か目立った特長のひとつくらいないものかと探してみると、一部緑道化された廃線跡があり、ちょっと散歩するのには悪くなさそう。おまけに徒歩数分圏内に寿司屋、蕎麦屋、居酒屋などもないこともない。
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とはいえ、
とりあえず特長を羅列しても、やっぱり特段と目立つ特長はない住宅街です。
そんななかで、三度見くらいしてやっと
「おや？」となるくらいの、
馴染んでいるようでいて何か違った雰囲気を醸し出す物件が今回の物件です。

★★★★ ★こだわりポイント★★★★★
まずはこんなどこにでもありそうな住宅街に、突如佇むギャンブレル屋根の外観。カラフルなパンジーが咲き誇る花壇。エントランスには、イオニア式の柱、モールディングで装飾されたエンタブラチュアとペディメントのある玄関。中に入れば、装飾されたドアのハンドル、円形のミラー、スイッチプレート、ペーパーホルダー、折り上げ天井、シャンデリア照明、大理石調の床、御影のキッチン、ガラスブロック、タオル掛け、ドアノブ、石けん置きなど。挙げればところどころに小さなこだわりが垣間見えます。
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ですがここまで読んで、
誰しもが一度は憧れる立派な欧風住宅かと思いきや、
そんなことはありません。（期待した方はごめんなさい）
 
こんなキラキラ輝く欧風なつくりももちろん嘘ではありません。
それでも所詮はよくある日本住宅。
リビングの隣にはよくみる和室、階段を登ればよくみる部屋、
そして窓の外にもよくみる景色。
ちょっと珍しいのはよくみる間取りにも関わらず、
三階建てな分やたらと部屋数が多いところくらい。
 
頑張って良く言えば、和洋折衷。正直、和洋混迷？とでも言うようなちぐはぐさです。
 

でもいくら欧風な暮しに憧れても、現実的なところの暮らしって、そんなちぐはぐなもののような気もしてきませんか？
 
理想暮らしを描いてみれば、

朝は大理石のキッチンで料理をし、家族と優雅に朝食をとり、
午後はリビングに友人を迎えいれて、アフタヌーンティーを楽しみ、
夜はホームパーティー開いてワインなんか飲んじゃったり。

とはいえここは日本だし、玄関で靴は脱ぎたいし、冬はこたつでぬくぬくとくつろぎたい。

そんないいとこ取りをするならば、こんな住宅も悪くはないかも。
 そしてどうせなら、たくさんある部屋にもっともっと自分の好みを詰め込んで、
自分の世界に浸れる部屋をつくってみてもわるくない。
 
ときには優雅に華やかに、ときには質素に日本的に。ついでに自分の好みも付け足して。
そんなちぐはぐさはあるけれど、好きなものを詰め込んだ暮らしも悪くないという人がいたらお勧めです。

高橋