【MH】#8 泉が丘3丁目 |
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■場 所 | 宇都宮市泉が丘3丁目 |
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■価 格 | 1650万円 |
■建 物 | -(参考プラン約23.6坪) |
■土 地 | 112.09㎡(約33.9坪) |
【METvsHOUSING】戸建ての人気エリア。ただし、敷地は狭小で南側にはぴったりと隣の家が。建築家は、収納・駐車場・窓に至るまで何が必要か精査し、あえて敷地は目いっぱい使わない提案をしました。
- 東口の希少エリア!敷地の3面が道路に面する土地
- 南側の家が迫っている →エリアを活かし、必要なものを精査したコンパクトな住宅を!
【物件紹介】
泉が丘、駅東口で家を建てたい人には人気のエリア。
泉が丘通りから北側に入る3丁目のこの辺りは、番地ごとに細長いブロックが連なっていて、
約300メートルの間に14本の道が北側に伸びています。
いつも、どこから入ろうか迷う。
今回は14ブロックのうち、西から5番目の一番先っぽ。
泉が丘には、南側に接道した土地が少ないので、駐車場の計画がなかなか難しい場合が多いです。
間口に対してびっちり、家と車1台分という家が多い。
それに対し、3面に接道する土地は、
車のドアの開け閉めのスペースが確保しやすい。
土地の面積が小さくても、配置の自由度が高いというメリットがあります。
そして、人目に触れる面積も多いので、意匠性の高い外観の家は作りがいがあります。
東西に長い土地なので、南側の家がぴったり迫っているのが難点です。
1面だけ道路に接している、40~50坪くらいの土地よりは、
3面に接してる、この約34坪の土地!
この土地なりの計画を考えるなかで、
愛着の持てる住まいがつくれるのではないでしょうか。
【佐藤大介コンセプト】 住まい‐砦
それでもエリアに拘り家を建てたい。
JR宇都宮駅東口に位置する泉が丘地区は、
交通機関、公共施設、商業施設、教育施設、医療機関、その他全てにおいて完璧なまでのインフラの整った人気の住宅街。
人気が故に取引される事すら稀で、決して広くはない敷地が高額な価格で取引されている。
今回、御提案の敷地は、約34坪、東面、北面、西面を道路に囲まれた狭小地と言われる大きさの敷地。
周辺の敷地も同様の大きさで区画されていることから3階建ての住宅が多く存在する。
敷地購入の一般的な考え方からすると、34坪の狭小地でありながら採光を得たい南面を隣地で阻まれる為、嫌厭されそうな敷地ですが、それでもこのエリアに拘り家を建てたい方には、朗報ではないでしょうか。
狭小...そもそも狭いのだろうか?
一般的な数値に囚われ過ぎて狭いと思い込んではいないだろうか。
庭が無い事で、外構工事費が少なく、草むしりから開放されるメリットも考えられる。
車は2台必要か? 公共交通機関を利用すれば、車を所持しなくても良いかも...
大きな納戸は必要か?その収納したい物は、高価な断熱材で造られた住まいにしまう必要は有りますか?
近くのレンタル倉庫でも良いのでは...
採光不利の敷地だからと言って、暗くてジメジメして寒いのだろうか。
そもそも南面道路の家は、カビが生えないのだろうか。
決してそんな事は無いはずです。
その窓は必要ですか?必要な窓を精査する事で、住まいの顔が素敵に決まるかも。
自分にとって何が大事か考え、必要な事を精査し適切な大きさで、なるべくコンパクトに住まいを計画する。
コンパクトに計画した住まいを高性能で大好きな仕様で造る事で、快適で豊かな生活を手に入れる。
人それぞれの理由で、このエリアを好み住んでいく事を決めたなら、わがままにこのエリアの特色をいかし住んで行こう。
このエリアなら可能な、一般的必要とされる考えを捨て、そこから生まれる意匠と工夫で日々を豊かに暮らしてみてはいかがでしょうか。
設計の工夫で、意匠と性能の両立した快適な住まいを建て、このエリアに住むという御提案。