いナカ的まちナカ |
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■場 所 | 芳賀郡茂木町 |
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■価 格 | 3.85万円/月 |
■広 さ | 103.2㎡(約31.2坪) |
東京には住みたくない。宇都宮でも大きすぎる。しかし、山に籠もって仙人になりたいわけでもない。それなら、小さな小さなまちの中心部はどうだろう。人口1.2万人の町の店舗併用住宅。
- 田舎だけどすべて近所で済む。新進の図書館がすぐ。
- 建物の仕様は時代を感じる。
■まちについて
茂木の人口はたったの1.2万人。
県内では塩谷町、市貝町について3番目の少なさ。
市街地もたったの0.8㎞×1.5km。端から端まで歩いても20分程度。
つまり、真ん中へんに住めば、徒歩10分でどこにでも行けるということです。
役場、銀行、郵便局、小中高校幼稚園、塾、蕎麦屋、和菓子屋、洋菓子屋、花屋、日光天然氷のかき氷屋、居酒屋、ダンス教室、英会話教室、酒屋、旅館、魚屋、パン屋、レストラン、割烹、、、ひと通り。そして、ホームセンター、スーパー、ドラッグストアもあります。
なかほどには、2016年に開館した「ふみの森もてぎ」。図書館を中心とした文化施設。
歩いてすぐのところに、蔵書数数万冊のきれいな図書館がある。サイコーですね。
まちを北側から見下ろす、城山公園。上ると、町を一望できます。
その下を流れる逆川の、川沿いがなんとものどかな景色で、お散歩するのにちょうどいい。
地元民でない人が小さなまちの中心部のメインストリート近くに住むのにあたって、茂木のいいところは、
益子みたいに観光地として頑張らなくていいところではないでしょうか。
何かハイセンスなことをしなくてはならない、というプレッシャーがないというか。
それでいて、まったく閉鎖的な田舎というわけはなく、ツインリンクもてぎのお陰で外部から人が来るのには慣れている。
何もない田舎よりも風通しがいいかもしれません。
物件は、茂木のメインストリート「縦町通り」北側の突き当りからすぐ。
この辺りは、近々電線の地中化や歩道の拡張も行われるとのこと。
通りから路地状の道が伸びていたり、一本入ったあたりも静かで雰囲気がいいです。
■建物について
建物は築約40年。1階に店舗があり、住居部分には裏口からもアクセスできる、奥に長い2階建て。約15帖の店舗部分以外に、1階に1部屋、2階に続き間で3部屋あるので、2、3人なら十分住める広さです。
実際に、以前美容室が営業していた際は、店舗併用住宅として家族で住まれていたとのこと。
随所に年季を感じさせますが、手直しすれば十分住めそうです。
ただし、冬は寒そう。
そこまで床面積も大きくないし、天井が高いわけでもないので、
エアコンがあればひとまず冷暖房はなんとかなりそうです。
改装OKとのことなので、多少長く住めそうだったら、
2階の居室部分だけでも自分の手で断熱リフォームしてみては。
壁に断熱材を仕込んだり、簡易的な内窓を作ってみたり。
シンプルな四角い建物なので、DIYもしやすいです。
■生活のイメージ
地方への移住のイメージは、広大な畑や、山の中の集落ではないでしょうか。
そういう「いかにも」な田舎暮らしではなく、
今回の物件ではなんというか、もっと俗っぽいいナカ暮らしができたらいいなと思っています。
お金をそれなりに稼いで、通販で少し贅沢な買い物もして、たまには遠出するみたいな。
「まちおこし」をしよう、とかそういうこころざしもなくていいです。
1階の店舗部分も、あまり開かれた場所でなくてもいいと思っています。
あくまでも生活と仕事の場所を分ける場所としての、プライベートなオフィスとして使ってみる。
特別なことをするわけではなく、自分のペースで日々生活するための場所。
仕事をして、昼は自転車に乗ってスーパーに買い物へ。
天気がいい日は、城山公園まで歩いて登って、まちを眺めてみたり。
本物件の大家さんは、周辺に複数の店舗、住居を所有しているため、
同じ大家さんの物件で、ゆるやかに近隣同士のつながりができたら面白いです。
お店をやるとして、スター性は要らなくて、ちょっとした個性があればいいんだと思います。
売り上げの大部分はオンラインで作れる、でもリアルな接点は多少ながら持っておきたい、そんな業種なら、最初から集客で孤軍奮闘する必要もないです。
多少在庫を抱えるような業種もいいですね。手狭になったら、周辺の物件も借りてしまいましょう。
ちなみに大家さんのリクエストは洋菓子屋さん、でした。
なんとなく居心地の良さを感じた移住者が、少しづつまちナカに増えていったらおもしろそうだなと想像します。
(田村)