あっどうもMET不動産部、古株中村です。
栃木にいるであろうDIYヤー向けの物件さくら市で見つけました。

僕もDIY好きなので、考えられつつ、
気を抜いて作ったけど、思ったより便利。
考えて作ったけど、子供の成長と共に使わなくなる。
スゲー共感できる物件。

そんな物件を2人になったMET不動産部がそれぞれの記事を書いてみました。
先輩風拭かす中村の記事の下には田村君の建物探訪記も。

場所はさくら市北草川。
区画整理されて、キレイな住宅地の中、徒歩1分圏内に
スーパーオータニと遊具付き公園。
環境はスゲーいい。

建物の外観や内部は田村君が詳しく書いてくれてるので、
僕は感覚だけ。
この物件に僕がタイトルを付けるなら
「未完の大器(8割完成)」って感じ。

というのが、中をイジリやすい！
(これ実は重要)
そしてかなりイジられてる。
(いい感じに)

というのも最近の住宅は大壁で、ビス一本打つのに
下地を探す手間と勇気がいります。
ボードにビスは利かないし、下地を外して棚作ったら
ボードごとボロっていきます。
(本当萎えるし、嫁に怒られる)

この家は基本的に外断熱で内部が木部丸見えなので
どこでもビスが利きそう。
というか、オーナーも住みながらDIYしまくりたいから
そもそもこういう仕様だと言う、筋金入りのDIYヤー。

そもそも遊び心あるし、遊び心ある感じでイジられるてるし、
古民家の改修でなく築16年で基本性能は古民家の比じゃないし
キッチンからの借景素敵だし。

この物件僕は好きだし、
＃つけるなら
#DIY #薪ストーブ #大黒柱 #県産材  #アウトドア #借景 #自宅でボルダリング
#賑やかなイエ #ハンモック　って感じで。
１つでも「おっ！」ってなった人は一見の価値はあるかと。
(中村)

↓以下田村記事。
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たぶんこの物件は好みが分かれる。。。
現に、普通の不動産屋では売れないのでは１？
とのことで、MET不動産部に相談をいただいた物件。

責任重大なのに最初から、好みが分かれると言ってしまったけれども、 とにかくこの家の素晴らしい。好きだ。
読みながら自分の好みに合うか、考えてもらいたい。

さくら市北草川。 区画整理された住宅地が、整然と広がるエリアにその家はある。
決して主張は強くない外観は、落ち着いた佇まい。
建築雑誌の“和モダン”特集に載っていそうなほどだ。

特長的な家を期待してきたのに、一瞬拍子抜けしそうになるくらいであった。
しかしよく見ればストーブ用の薪が積み上げられていたりして、期待が高まる。
駐車場を通り抜けていくと、重厚感のある木製の引き戸が。 開け心地も重々しい。

そしてそこにはこじんまりとした玄関。
サッカーボールが1つだけ転がっている。靴はない。
和風の住宅って玄関が広いイメージだったので、思ったより狭いというのが中に入った時の第一印象。

しかし、すでに巨大な収納スペースの横を通ってきたことに気づかされることになる。
駐車場の横にはガレージがあり、かつてはバイクのために使っていたそう。
今は、キャンプ道具などのアウトドア用品がゆとりを持って収納されている。
さらにガレージの中には流し台もあって、バーベキューの下ごしらえをしたり道具を手入れしたりできるようになっている。
そして玄関の脇には大きなシューズボックスと家族用の玄関が隠されていたことを知る。

玄関から上がって扉を開けると、LDK。 これを見た時の感想は一言では言い表せない。
まず目に飛び込んでくるのは、薪ストーブ。
そして、その奥に鎮座する太い柱。普通の柱の約2倍の太さ。
大黒柱と呼ぶにふさわしいブツだが、なんとそれが2本並んでがっちり天井を支えている。
柱が剥き出しなら、天井も木が剥き出しで、このあたりは山小屋のような雰囲気もある。

薪ストーブの威力は相当なもので、この家全体の暖房はこれ一台で充分とのこと。
このストーブ大きくてかっこよく、大谷石と先ほどの2本の柱の組み合わせは、まさにこの家のシンボルといっていいと思う。

そして天井の一部は吹き抜けになっていて、ボルダリングウォールが伸びている。
お子さんが大きくなってからは使われなくなってしまったとのことだが、見ているだけで楽しいインテリアになっている。

LDKは数年前にキッチンの移動を伴う大規模なリフォームも実施。
水廻りの導線がより考えられた、機能的な間取りにバージョンアップしている。

キッチンは、カウンター高め、タイル張り、収納豊富、ビルトインのオーブンがついていたりと、機能的。
かつありきたりのユニットものではなく、タイルが貼られたり、カウンターの下に棚が設えてあったりする。
キッチンのすぐ隣には、洗面所、その隣がお風呂。
自分の使い勝手のいいように収納を配置していけるようになっている。

そして階段を上がり2階へ。
階段を上がって正面が小上がりの畳スペース。
普段は洗濯物スペースとして使い、客間として扉を閉めることもできる。

小上がりの物干しスペースに加え、冬場は、吹き抜けの薪ストーブの煙突の周りが洗濯物干し場に。
ストーブの存在感、冬の間は圧倒的だろう。 ちなみにストーブは剥き出しだけれども、4人のお子さんは大した事故もなく毎冬越してきたとのこと。近づくだけで熱いので、小さい子でも触る気にはならないらしい。

2階は寝室のほかに、子供部屋として作った部屋が1部屋。
斜めにせり出したボルダリングウォールには、扉が3箇所ついているので、
家族のライフステージにあわせて、部屋を区切ることが可能。

壁紙でキレイに仕上げてある普通の住宅では、やろうと思ってもなかなか難しかったり、費用がかさんだりすることも、この家ならハードルが低い。家主さんのDIYも家中いたるところで光っている。

そんな手塩にかけてきた家を、お仕事の都合で手放すことに。

並々ならぬ思いで家を手放す人はきっと多いけれど、
ここまで趣向をこらしてきた家を引き継げることはなかなかないはず。

まっさらな新築に住む訳でもなく、こてこての古民家に住む訳でもなく。
自分のくらしに馴染むように、住まいをつくり上げていく作業ができる。
そんな懐の深い家だ。
(田村)