再募集します。
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ある日の午後。
僕の元に以前土地建物を仲介した
オーナーから一件の電話がありました。
聞く所によると、お知り合いの方が土地を手放そうとしているが、
色々難題があって上手くいかないとの事。
一度相談できないかということ。

正直、土地に関して問題とは言っても、
僕らだってどうにもできない問題は多いので、
ちゃんと、内容を見極めようと、物件を見ながらお話を聞いてみたら
大分MET不動産部にとっても燃える土地だったと言うお話。

〈物件レポート〉
宇都宮の大通り(大谷街道)から護国通りに入り、
そこからちょこちょこっと入った、宇都宮にいくつかある沢の1つ。
一の沢沿いにある本物件。

あれ？
この物件確かに以前、業者間で情報が流れていた物件。
土地の大きさと、立地の割に、価格が良心的なんで
よく覚えています。
そんな僕が一目置いていた物件が残っているとなると
相当な理由か、、と少し身構えつつ話を聞いてみる。
難しいと言われていた問題は以下の５点。

1、進入路が3.6m程度しか無いので1区画でしか売れない。
　(建築基準法で建物を建てるには道路に2m以上接していないとダメな為)
2、東側に文星女子校が結構な存在感で建っている。
　(別に暗いわけではない。)
3、境界が不確定。
　(境界協定しようとした所、文星女子が立会い不可だった。)
4、以前一の沢が溢れた際に護岸の一部が崩れた。
5、西側の隣家の大谷石の塀が、少し傾いて恐い。

ふむふむ、、あれ？それだけ？
いや、確かに聞いただけでは問題ありそうと感じますが、
こちとら、ひとクセある物件達を相手にしてきたMET不動産からしたら
どれも、どうにもならない問題とは思いません。

色々考えはつきますが、例えば一例。
1、進入路が3.6m程度しか無いので1区画でしか売れない。
　→価格的に1区画の価格なので問題は無い。
　→申請上、一棟の建物であると認めてもらえれば、実質離れて建物も作れる。
　　(一概には言えませんが、、)

2、東側に文星女子校が結構な存在感で建っている。
　→暗い訳ではないので、東側に意識が向かない設計手法を使う。
　→そもそも学校の隣で、賑やかな感じが嫌いでない人が住む。

3、境界が不確定。
　→決まらないの官(市)民(この物件)境界なので、境界で揉めることは無いだろうし。
　　 必ずしも境界を決めれば良いという訳では無いと思う。(建築的には問題ない)

4、5、に関しては直す。

一般的に言われる、
不動産のメリット、デメリットは物件、人によって様々。
例えば、今回の土地の様に、路地状敷地(道路から通路があって開けた感じである土地)
道路から、奥まっているという条件は、
人によって「奥まっている」と感じるし、人によっては「道路に面してないから静かでいい。」
「１箇所だけ門をつければ、子供を遊ばせる時に、心配が減る」とか、ほんと色々。

１つだけ言えるのは、
マイホームを考える人は、別にいい土地を求めているのではなく、
そこで営む理想の暮らしを求めて、大きなお決断をする方が多いと思います。
一見、不動産単体で欠点を並べると、難しそうと感じるかもしれませんが、
ちょっと建築の目線を入れると、
とたんに、この土地、可能性を大いに持ってます。

オススメは住宅ですが、この大きさなので賃貸住宅も悪くない。
住宅か賃貸か、もしくは合せて併用か、
不動産から設計まで「場所づくり」にトータルに関われる
MET不動産部までご相談ください。
(中村)