たぶんこういう立地の物件って
仕事や生活の基盤を考えると、いいなって思う人はいても
実際買える人は、ごく一部、、

というのは10年ぐらい迄の話。
今はテクノロジーの進化で
誰でも住めます。

それでも、一番しっくり来るのは
都市と田舎に2つ拠点を持ちたい人か、
電波環境さえあればどこでも仕事が出来る子育て世代かなと思います。

〈物件レポート〉
江戸時代、会津へ続く西街道の宿場町として発展した日光市高徳。
そんな会津西街道から一本入った、山の裾野に建つ一軒家。

大学で林学を専攻していて、絶賛子育て中の僕には
グッと来るものがありました。

庭のちょうどいい広さ。
家に使われている材のグレードの高さ。
周辺は大体、森か田んぼ。
そして部屋の中にいても外に目をやれば子供の様子がすぐ確認できる平屋。
鬼怒川温泉が近く、近くにも温泉がある。

これ、結構子育てには重宝するんです。

まず、家の中で遊べるスペースがある。
縁側でブラブラ。
しかも広縁なのでここで子供とミニカー等で遊ぶこともできます。
和室をゴロゴロ。
大人の僕でも和室3部屋、端から端まで15ゴロゴロできました。

外に出れば庭が庭に家庭菜園と車庫。
敷地は全体で263坪程度なので、
子供を遊ばせておくには、ある程度充分な広さですが、
管理しないと雑草が伸び放題になってしまう場所は限られているので
管理はそんなに大変じゃないイメージ。
(田舎は土地の大きな物件が多く、なまじ大きな土地だと雑草刈りだけで週末が終わります)

敷地は広くても、道路への接続が狭い。
大型の車を持っている方は、ちょっと苦労するかもしれませんが、
普通車レベルなら、そんな苦労はしないでしょうし。
そもそも道が細いので、スピードを出す車も無いので、
子供を持つ親にとっては特に安心です。

買い物は近くの大型スーパーまでは、車で15分ぐらいかかると思いますが、
今はネットスーパーや生協の宅配を利用すれば、日々の負担はそんなに
重くならないと思うし。

WI-FIは弱い地域なので、
光ケーブルをいれれば、生活するのは全く不自由しないし、
保育園も徒歩5分以内にあるし、
休みの日には温泉で奥さんをねぎらってあげることもできるし、
子育てにはもってこいな物件だと思いました。

とまあ、そんな子育て目線もありつつ、
物件自体も非常に面白い。
まず、使われている無垢材が立派。
8寸角の床柱なんかはじめて見ましたし、
天井にしても、飾り梁にしても、立派なものです。

その割には水廻りが非常にシンプル。
このアンバランス感は昭和建築の特徴ですが平成では珍しい。

とはいえ、現状のまま普通に住めますが、
水廻りや間取りは気に入らなけるければ変えることができますが、
変えられない部分が、贅沢に作られているこの建物、
気に入っていただけると、嬉しいです。
(中村)