Live in 文化財 |
|
■場 所 | 栃木市入舟町 |
---|---|
■価 格 | A3.4万C5.0万 |
■広 さ | A:40.57㎡ C:73.28㎡ |
文化財ですが今も現役貸家がありました。キレイです。丁寧に使われて、丁寧に直されて今年で満139歳。 江戸幕府が終わり激動の変革期、明治6年築。あの有名なコピーが流行った頃と同じ年代って考えると、普通に凄いです。
- 登録文化財。隣がお堀。昔長屋。
- 現代風リフォーム。
栃木県の県庁所在地は宇都宮。
しかし、
明治初期、廃藩置県により栃木県が出来た当初、
「栃木市」に県庁があった事実は意外と知られていません。
明治6年から明治17年までの11年間、栃木市に県庁があった時代。
県庁の敷地内には職員官舎がありました。
県庁が宇都宮に移転した後、使われなくなった県庁官舎。
建てられて11年で使命を終え、、
その後、貸家になり、そして築139年経つ今も現役の貸家です。
徳川の時代が終わり、新政府に変わった激動の時代、明治。
教科書でしか見た事が無い明治。
そんな時代を生きた建物。
築139年(明治6年築)。
文化財指定建物、現役です。
〈物件レポート〉
「蔵の街」「小江戸」「小京都」
そんな字で呼ばれている栃木県栃木市。
今も街なかを県庁堀がぐるりと1周する栃木。
そんな栃木市の元県庁跡地の一角に佇む本物件。
3連長屋の真ん中は入居中なため端2軒の募集となります。
間取りは
A:2DK
C:4DK
といったシンプルな造り。
普通に住むには、住み易いかと。。
ちなみに明治初期と言われても、
ピンと来ない人も多いでしょう。
なので、この建物の建築当時の歴史を見てみました。
明治6年
・太陰暦から現在の暦、太陽暦に替わる。
・明治天皇が断髪をされ、
「ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする」
というコピーと共に市民のなかで断髪が流行る。
・栃木県と宇都宮県が合併して現在の栃木県ができる。
本物件が建てられたのはそんな年。
それから、
明治・大正・昭和・平成と4世代を生き、
建築当時の間取りと一部建具は残しつつ、
時代と共に、少しずつ、少しずつ、
現役の貸家に求められている設備を入れ、
結果、
今現在設備やフローリング等、色々新しく、
味という点では、残念な箇所は多々あります。
なので、がっつりレトロとかを期待されている方には、
現状物足りないと思うかと。。
しかしながら、本物件が纏う空気感。
文化財に住むという目には見えない優越感。
隣の変わらぬ県庁堀の景色。
ふと残る明治の気遣い。
妄想をかきたてる得難い雰囲気。
もしかしたら、
激動の明治初期、この部屋で、
今後の日本、今後の栃木をどうするのか、
若い職員達が日々仲間と熱い議論をしていかもしれません。
欧米列強に負けない国づくりを議論して、
時には志の同じ仲間と酒を酌み交わし、、
時には熱くなり過ぎて喧嘩になり、、、
そんな部屋だったのかも…
そう考えると、
時代に迎合し、機能的な今の形も悪くはないけど、
あえて昔の雰囲気の戻しながら、古家具や古道具に囲まれて暮らす。
そんな生活が好きな方にオススメです。
引っ越しを機に、移動手段を車から堀を進む船にしよう!
なんて考えた方にもオススメです。
(中村)
しかし、
明治初期、廃藩置県により栃木県が出来た当初、
「栃木市」に県庁があった事実は意外と知られていません。
明治6年から明治17年までの11年間、栃木市に県庁があった時代。
県庁の敷地内には職員官舎がありました。
県庁が宇都宮に移転した後、使われなくなった県庁官舎。
建てられて11年で使命を終え、、
その後、貸家になり、そして築139年経つ今も現役の貸家です。
徳川の時代が終わり、新政府に変わった激動の時代、明治。
教科書でしか見た事が無い明治。
そんな時代を生きた建物。
築139年(明治6年築)。
文化財指定建物、現役です。
〈物件レポート〉
「蔵の街」「小江戸」「小京都」
そんな字で呼ばれている栃木県栃木市。
今も街なかを県庁堀がぐるりと1周する栃木。
そんな栃木市の元県庁跡地の一角に佇む本物件。
3連長屋の真ん中は入居中なため端2軒の募集となります。
間取りは
A:2DK
C:4DK
といったシンプルな造り。
普通に住むには、住み易いかと。。
ちなみに明治初期と言われても、
ピンと来ない人も多いでしょう。
なので、この建物の建築当時の歴史を見てみました。
明治6年
・太陰暦から現在の暦、太陽暦に替わる。
・明治天皇が断髪をされ、
「ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする」
というコピーと共に市民のなかで断髪が流行る。
・栃木県と宇都宮県が合併して現在の栃木県ができる。
本物件が建てられたのはそんな年。
それから、
明治・大正・昭和・平成と4世代を生き、
建築当時の間取りと一部建具は残しつつ、
時代と共に、少しずつ、少しずつ、
現役の貸家に求められている設備を入れ、
結果、
今現在設備やフローリング等、色々新しく、
味という点では、残念な箇所は多々あります。
なので、がっつりレトロとかを期待されている方には、
現状物足りないと思うかと。。
しかしながら、本物件が纏う空気感。
文化財に住むという目には見えない優越感。
隣の変わらぬ県庁堀の景色。
ふと残る明治の気遣い。
妄想をかきたてる得難い雰囲気。
もしかしたら、
激動の明治初期、この部屋で、
今後の日本、今後の栃木をどうするのか、
若い職員達が日々仲間と熱い議論をしていかもしれません。
欧米列強に負けない国づくりを議論して、
時には志の同じ仲間と酒を酌み交わし、、
時には熱くなり過ぎて喧嘩になり、、、
そんな部屋だったのかも…
そう考えると、
時代に迎合し、機能的な今の形も悪くはないけど、
あえて昔の雰囲気の戻しながら、古家具や古道具に囲まれて暮らす。
そんな生活が好きな方にオススメです。
引っ越しを機に、移動手段を車から堀を進む船にしよう!
なんて考えた方にもオススメです。
(中村)