奥に佇む無骨なあいつ |
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■場 所 | 宇都宮市清住町 |
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■価 格 | 5.25万/月 |
■広 さ | 50.71㎡ (15.33坪) |
本当なら敷地の奥の奥に埋もれていたハズのこの建物。誰かの目にとまることなど、まず考えなかったことでしょう。素っ気ない1階倉庫からにょきっと顔を出した、大谷石蔵。ん〜、何とも言えないバランス。瓦屋根にスチールサッシに鉄骨階段。退かぬ!媚びぬ!省みぬ!の精神の現れです。
- 大谷石蔵。コンパクト。ルーフテラス。
- トイレ遠い。水回り貧弱。
昭和の初期から中期にかけて、
戦災から復興する宇都宮の街なかに生まれた1つの会社。
そんな創業当時から使われていたという大谷石造の元事務所。
本社移転に伴い、敷地の奥にあった事務所だけが残り、
それが使える様になりました。
〈物件レポート〉
旧日光街道、清住町通り。
街道沿いの間口が狭く、奥が長い、うなぎの寝床。
そんな敷地の奥の奥、眠っていました大谷石蔵。
時を経てなお、イカしてます。。
築年の古い本格的な大谷石蔵。
1960年以降は製造されていない手掘り大谷石造。
この建物の2階の賃貸となります。
2階だけポコンと出た様な佇まい。
大谷石の建物の1階部分に袴をはかせた様にグルリと増築した珍しい構造。
その珍しさが、2階のルーフテラスを生み出して、
外階段を付ける事により、
2階を独立店舗としての使い方を生み出しています。
入り口部分がアルミサッシになっているのは残念ですけど、
窓は、時代を感じる、スチールサッシ、
なんだかこの大きな窓の配置とバランス、
学校の様な雰囲気出してます。
内装は事務所仕様でちょい残念ですが、
改修可能なので、特に気にする必要はなく、
余計なものは剥がして、大谷石剥き出しにしてしまっても構いません。
むしろ、剥き出しちゃいましょう。
ちなみに、図面を見て気づかれた方もいるとは思いますが、
水回りは貧弱で、2階は給湯設備程度、
現状、2階にトイレはありません。
一度外に出て階段を下り、1階のトイレを使う感じになっています。
季節の移ろいを感じながら用を足しに行く、
昔の厠を思い出しますね。
立地も特殊。
旧街道筋なので敷地は間口狭めの、奥行き長め。
ながーい駐車場の奥の奥にポツンと佇みます。
確かに、大谷石蔵は敷地の奥に鎮座するケースが多く、
それ故に日の目を見る事が少ない。
名家の由緒ある蔵であればあるほど、奥に奥に配置されます。
手前の建物が解体されるにあたり、石蔵も用をなさなくなり、
一緒に解体されてしまうケースがほとんどです。
当物件の様に石蔵だけ残っているというのも珍ししいのです。
いや、ありがたい。
広大な敷地だったこともあり、ルーフテラスに登るととても空を広く感じます。
立地も変で、建物も変。
しかしながら得難い味がある。
そして眺めが良くて、改装可。
よくよく見れば、シンプルな造り。
様々な使い方を許容できそうな懐の深さを感じます。
オフィスに?ショップに?
個人的には住まいとしての可能性にも掛けてみたいです。
(中村)
戦災から復興する宇都宮の街なかに生まれた1つの会社。
そんな創業当時から使われていたという大谷石造の元事務所。
本社移転に伴い、敷地の奥にあった事務所だけが残り、
それが使える様になりました。
〈物件レポート〉
旧日光街道、清住町通り。
街道沿いの間口が狭く、奥が長い、うなぎの寝床。
そんな敷地の奥の奥、眠っていました大谷石蔵。
時を経てなお、イカしてます。。
築年の古い本格的な大谷石蔵。
1960年以降は製造されていない手掘り大谷石造。
この建物の2階の賃貸となります。
2階だけポコンと出た様な佇まい。
大谷石の建物の1階部分に袴をはかせた様にグルリと増築した珍しい構造。
その珍しさが、2階のルーフテラスを生み出して、
外階段を付ける事により、
2階を独立店舗としての使い方を生み出しています。
入り口部分がアルミサッシになっているのは残念ですけど、
窓は、時代を感じる、スチールサッシ、
なんだかこの大きな窓の配置とバランス、
学校の様な雰囲気出してます。
内装は事務所仕様でちょい残念ですが、
改修可能なので、特に気にする必要はなく、
余計なものは剥がして、大谷石剥き出しにしてしまっても構いません。
むしろ、剥き出しちゃいましょう。
ちなみに、図面を見て気づかれた方もいるとは思いますが、
水回りは貧弱で、2階は給湯設備程度、
現状、2階にトイレはありません。
一度外に出て階段を下り、1階のトイレを使う感じになっています。
季節の移ろいを感じながら用を足しに行く、
昔の厠を思い出しますね。
立地も特殊。
旧街道筋なので敷地は間口狭めの、奥行き長め。
ながーい駐車場の奥の奥にポツンと佇みます。
確かに、大谷石蔵は敷地の奥に鎮座するケースが多く、
それ故に日の目を見る事が少ない。
名家の由緒ある蔵であればあるほど、奥に奥に配置されます。
手前の建物が解体されるにあたり、石蔵も用をなさなくなり、
一緒に解体されてしまうケースがほとんどです。
当物件の様に石蔵だけ残っているというのも珍ししいのです。
いや、ありがたい。
広大な敷地だったこともあり、ルーフテラスに登るととても空を広く感じます。
立地も変で、建物も変。
しかしながら得難い味がある。
そして眺めが良くて、改装可。
よくよく見れば、シンプルな造り。
様々な使い方を許容できそうな懐の深さを感じます。
オフィスに?ショップに?
個人的には住まいとしての可能性にも掛けてみたいです。
(中村)