場所は宇都宮石井町。
宇都宮大学の峰キャンパスと陽東キャンパスの間、
国道123号に面した3階建ての元お肉屋と学習塾の本物件。
これ、いいです。
 
外見からは無骨な鉄筋の事務所ビルかと思いきや、中に入ってみると、
1階は厨房配管の整っている店舗スペース。
業務用の冷蔵庫まで付いちゃってます。
2階は、なんと言うか、室内はなんてこと無いんですけど、
廊下や階段の雰囲気が、学校な感じ。
無機質だけど、使い込まれた味と言うか、積み上げてきた歴史と言うか、
いい味出してます。
元学習塾だけに、壁にはうっすらと生徒達の落書き。
読んでると、学生の頃を思い出して、甘酸っぱくなるので、注意が必要です。
3階も2階部分の雰囲気を継続しつつも、E/F区画は住居使用。
設備系は取り払われていますが、配管は来ているので大規模な修繕は必要ありません。
しかも、なんとこの物件、
MET不動産部でもエンカウント率、はぐれメタル級。
非常にレアなやつが付いてます。
そう、地下室。
久しぶりに出会えた嬉しいあいつ。
地下室付き物件。
なかなか求めても出てくるものではないですけど、
これだけでもワクワクします。
 
使い方ですが
1階。テナントスペースだけで11坪程度ありますから、
カフェか、こじんまりした飲食店でしょうね。
そして3階に住む。。
むぅ〜。
……全体的に余りますね。
 
ならば、むしろ飲食店を整備する時についでに2階3階も整備してしまい、
シェアハウスにして貸し出してしまうというのはどうでしょう？
それならば、
飲食店＋工房＋シェアハウスとしっくりきたかも。

・1階のテナントスペースはこじんまりとしたカフェ。
・倉庫部分は色々と手を入れる所があるでしょうから、入居者の工房。
・２階以上は屋廊下を伝って行けば各部屋に行ける構造になっているので、
　シェアハウス、又はシェアオフィスが考え易いのではと。
ちなみに、E区画は住居時のリビングだったようで、配管が来てます。
ここはそのままリビングとして使いましょう。
お風呂は1階と3階にあるので分けてもいいでしょう。
そう考えるならば、A B C D Fの5区画をシェアするシェアハウスにできます。
1部屋3万で貸し出したら、このビルの賃料より多く家賃収入が見込めてしまいます。
 
もう1人暮らしの部屋で誰もいない空間に向かって
『行ってきます。ただいま。』って言うのは寂しくなっちゃって方。
妄想してみてください。

学校(会社)から帰ってきて、プライバシーは確保されていて自分の部屋からリビングに行けば、
『おかえり！』って言ってもらえる仲間がいて、
一人で飯を作って食べるのではなくて、みんなで作ってみんなで食べて。
気の合う仲間と話して、笑って。
そんな集える場所があるって、とても幸せな事だと思うんです。
面倒な事はあってもそれ以上に楽しい事が多いと思いますよ。

ちなみに、せっかく出会ったのだから使い倒したい地下室は、
ダンス好きが集まったら、
全面にガラスを張ってダンススタジオに。
音楽好きが集まったら、防音の扉を付けて練習スタジオに。
住人の遊び場にしてしまいましょう。
 
今現在はスケルトンなので多少手はかけないといけないですが、
それでもこの規模でこの賃料、魅力です。
上手くすれば初期投資だけで、その後の賃料は2〜3階の
賃料収入で賄えてしまうのではないかと。
 
今現在はスケルトンなので、多少手は入れないとダメですが、
イカした造りにしてやれば、かなり今後の展望が楽しみな物件かと。。
しかしこの規模の物件がこの家賃って、本当栃木って素晴らしいな…。
(中村)