大工泣かせ |
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■場 所 | 宇都宮市緑 |
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■価 格 | 2,600万 |
■建 物 | 105.37m2(32.0坪) |
■土 地 | 103.5坪 |
門構え,瓦屋根,塗り壁,漆喰塀,格子戸,縁側,格天井,書院,違い棚,1枚板,塗回し,木組子,襖絵,雪見障子、、、要素だけでなく、素材までとことん上質な和にこだわった住宅です。建築時には何人もの大工が音を上げ、結局宮大工によって完成されました。そこら辺の旅館なんか目じゃない落着きと贅沢さが破格です。
<レポート>
土地付きの売り物件です。
場所は人気の住宅地、緑。
緑が丘小学校や緑が丘保育園に近く、
ちょっと移動すればアピタ、総合グランドに行ける便利な立地です。
立地は、南側に児童公園があるので今後も建物が建つ可能性は低く、
敷地の高さが公園より高く、塀が適度な高さにまわっている為
日当たりばっちし。目線も気になりません。
敷地境界沿いには瓦屋根に漆喰壁の塀がぐるり。
塀越しに建物の瓦切妻屋根がいい感じで佇みます。
入口には門構えが。ここの組物も凝ってます。
門を潜り、正面の2階建の蔵、左手の梅の木を脇目に敷石沿いに折れると
石張りの玄関先が。ここの庇部分もなかなかなモノです。
木製縦格子の引戸玄関をからからと開けると、
きれいに磨かれた無垢板の床が現れます。見上げると格天井が。
下足入れと飾り棚部分には庇まで付いていて、
女将さんを待ちたくなる風情です。
左手でなにやら明るく誘う引戸を開けると
8帖間さらに広縁越しに庭園が見えます。
早速、広縁へっ!
庭とは全面引戸のガラスしかないので、日差しと景色が堪りません。
庇も大きく張り出しているので、夏場は陽が入ることがないのもいいですね。
あれ、ここの床は、幅が広い。
普通は長手方向に細い板材がすっと伸びる縁側が普通なのに、
ここは幅90cm程の大きな板が庭に向かって張られています。
なんかすごい。
庭の踏み石も特大で、そこから飛び石が庭の丘まで伸びます。
池もあり、灯籠もあり。
松の木ともみじの木等々、こちらは秋が待ち遠しい庭です。
ともあれ、縁側はやっぱ気持ちいいです。
8帖間に戻り、見回すと
造付けの神棚発見。ここにもしっかり庇が造り込まれていて、
緑青の落着いた銅板屋根葺きまでされています。
隣にはなかなか重厚な木製棚が。
その脇の窓からは先ほどの梅の木が目に飛び込みます。
さらに隣の8帖間境の4枚襖には、梅の絵が。
なるほど、梅の間ですか。
隣室8帖間へ。
まず目に入るのは、床の間ですね。
赤光りする竹の落し掛、緑の京壁、一枚板の床、見事な框、しっかりとした違い棚。
さらに左手には木組子建具から柔らかい光を受ける書院まで。。。
振り返り、襖を見回すと、8枚の襖には鶴の絵が。
ここが鶴の間ですね。
奥の6帖間には、少々抽象的な絵が。
その脇には茶室の茶道口のように、曲線の開口部があります。
丁寧に木口が濃色で塗回されていて、ぐっと引き締まります。
ここを潜り、廊下を抜けると再び6帖間が。
北西角と光が入りにくいと思いきや、窓が多く、とても明るい印象です。
ここの収納扉の1つを開けると、なんと階段が登場。
頭をぶつけながら上っていくと、2帖大の屋根裏部屋が。
脇には屋根裏(広い!)に潜れる扉もあり、楽しいおまけです。
ようやく水廻りに入ります。
キッチンは7.5帖、作業台の幅も広く、使いやすそう。
色も赤茶と渋いです。そして窓だらけ。
黒タイル張りの壁を持つ脱衣室を抜けると、
紺色の丸タイルが素敵な浴室です。窓も透明ガラスで最大限開けられていて、
落着きながらも気持ちのいい入浴時間になりそうです。
トイレは普通よりちょい広め。
板張りと塗り壁で、これまた落着いて用を足せる仕様になってます。
なんだか随所随所が説明仕切れない位こだわっていて
短時間で全て味わおうとすると、大変です。ご注意を。
特筆すべき要素は多いけれども、
全ては数寄屋風の贅沢な落着きに向かっています。
この贅沢さ、そしてどっしり感、住んだ人しかわかりません。
土地付きの売り物件です。
場所は人気の住宅地、緑。
緑が丘小学校や緑が丘保育園に近く、
ちょっと移動すればアピタ、総合グランドに行ける便利な立地です。
立地は、南側に児童公園があるので今後も建物が建つ可能性は低く、
敷地の高さが公園より高く、塀が適度な高さにまわっている為
日当たりばっちし。目線も気になりません。
敷地境界沿いには瓦屋根に漆喰壁の塀がぐるり。
塀越しに建物の瓦切妻屋根がいい感じで佇みます。
入口には門構えが。ここの組物も凝ってます。
門を潜り、正面の2階建の蔵、左手の梅の木を脇目に敷石沿いに折れると
石張りの玄関先が。ここの庇部分もなかなかなモノです。
木製縦格子の引戸玄関をからからと開けると、
きれいに磨かれた無垢板の床が現れます。見上げると格天井が。
下足入れと飾り棚部分には庇まで付いていて、
女将さんを待ちたくなる風情です。
左手でなにやら明るく誘う引戸を開けると
8帖間さらに広縁越しに庭園が見えます。
早速、広縁へっ!
庭とは全面引戸のガラスしかないので、日差しと景色が堪りません。
庇も大きく張り出しているので、夏場は陽が入ることがないのもいいですね。
あれ、ここの床は、幅が広い。
普通は長手方向に細い板材がすっと伸びる縁側が普通なのに、
ここは幅90cm程の大きな板が庭に向かって張られています。
なんかすごい。
庭の踏み石も特大で、そこから飛び石が庭の丘まで伸びます。
池もあり、灯籠もあり。
松の木ともみじの木等々、こちらは秋が待ち遠しい庭です。
ともあれ、縁側はやっぱ気持ちいいです。
8帖間に戻り、見回すと
造付けの神棚発見。ここにもしっかり庇が造り込まれていて、
緑青の落着いた銅板屋根葺きまでされています。
隣にはなかなか重厚な木製棚が。
その脇の窓からは先ほどの梅の木が目に飛び込みます。
さらに隣の8帖間境の4枚襖には、梅の絵が。
なるほど、梅の間ですか。
隣室8帖間へ。
まず目に入るのは、床の間ですね。
赤光りする竹の落し掛、緑の京壁、一枚板の床、見事な框、しっかりとした違い棚。
さらに左手には木組子建具から柔らかい光を受ける書院まで。。。
振り返り、襖を見回すと、8枚の襖には鶴の絵が。
ここが鶴の間ですね。
奥の6帖間には、少々抽象的な絵が。
その脇には茶室の茶道口のように、曲線の開口部があります。
丁寧に木口が濃色で塗回されていて、ぐっと引き締まります。
ここを潜り、廊下を抜けると再び6帖間が。
北西角と光が入りにくいと思いきや、窓が多く、とても明るい印象です。
ここの収納扉の1つを開けると、なんと階段が登場。
頭をぶつけながら上っていくと、2帖大の屋根裏部屋が。
脇には屋根裏(広い!)に潜れる扉もあり、楽しいおまけです。
ようやく水廻りに入ります。
キッチンは7.5帖、作業台の幅も広く、使いやすそう。
色も赤茶と渋いです。そして窓だらけ。
黒タイル張りの壁を持つ脱衣室を抜けると、
紺色の丸タイルが素敵な浴室です。窓も透明ガラスで最大限開けられていて、
落着きながらも気持ちのいい入浴時間になりそうです。
トイレは普通よりちょい広め。
板張りと塗り壁で、これまた落着いて用を足せる仕様になってます。
なんだか随所随所が説明仕切れない位こだわっていて
短時間で全て味わおうとすると、大変です。ご注意を。
特筆すべき要素は多いけれども、
全ては数寄屋風の贅沢な落着きに向かっています。
この贅沢さ、そしてどっしり感、住んだ人しかわかりません。