「もみじ通り物件」とは、東武宇都宮駅南西側にかつて存在した「もみじ通り商店街」。
その界隈に数多ある空き建物たちを紹介するものです。
物件そのものの魅力はもとより、「界隈」を重視し
1物件への入居者だけでなく
その界隈への入居者とゆるやかに繋がりながら成長していけるような
そんな「拡張性」をもつエリアと捉えています。
何と言えばいいのか、、、この辺は中級武家屋敷街だったので
田んぼを開発したような素っ気なさはもちろん無いんですけど
かといって、こてこてに歴史的風情という訳でもなく、
場所も人も建物も、
じっくり生きていきたい人にとっては肌に馴染むというか。
とにかくなんか雰囲気いいんですよ。
ということでMETオフィスもこの通り沿いに移転してきました。

＜レポート＞
当物件はもみじ通りの東京街道側出口間際を入った所にあります。
南隣は病院専用駐車場、東は平屋の家（空家。不貸）、北側は月極駐車場、西側は月極駐車場（屋根付）。
街なかにありながら、4方を人が居ない用途に囲まれ
さながら孤島のような状況です。
よって日当り、風通し共に抜群。音も気にすることがありません。
東武宇都宮駅まで徒歩2分。
もちろん歩いて飲みにもいけますし、
コンビニも2軒が1分以内。

入口の門にかぶさる良い感じの松の木に迎えられ、玄関に向かいます。
中は木製建具やガラス戸で緩やかに仕切られながらの5室。
季節や使い道によって使い分けましょう。
庭も充分で、南側駐車場との塀も高いし、
樹木もいい高さなので病院からの視線も気になりません。
コンクリート土間も一部あるのでBBQも存分にできそうです。
しかも床と土間のレベル差が20cmしかありません（普通は50-60cm）
なんか庭が近い。庭に出やすい。部屋と連続している様な感覚です。
片隅にお稲荷様の祠がちょこんとあります。
ちなみに、庭の手入れは入居者がやることになります。

やはり水廻りは貧弱かと。
トイレは洋式ですが、古いタイプなので小さめ。
暖房便座を自分で設置か。
台所も作業スペースが狭く、工夫が必要です。
そして浴室。
昔ながらの玉石のようなタイル床に小さいステンレス浴槽。
洗面所も浴室内なのでシャワー浴びるとびちょびちょ。
こちらもなんらか手を加えたいトコです。

まぁ、改装自由なので内部は改善できそうです。
もともとの無垢床、漆喰壁、コゲ茶の柱、良い建具、木製ガラス窓
の良さをうまく活かしながら「抜けの良い」家にできそうですよ。